電算倶楽部 富山県のコンピュータ社会人サークル

富山県、特に滑川市、富山市、魚津市周辺で活動している社会人サークルです。

PC購入のための仕様の見方講座

遅くなりましたが8月の定例会を10日に実施しました。 2020年1月でWindows 7のサポートが終了するということでメンバー内でPCの購入需要があり、 パソコンの仕様について解説+購入時のコツの講座をやってみました。

Raspberry PIを持っていたので、「これがCPUで~」とかやってみたのですが反応はいまいち。やっぱりその場でノートパソコンを分解してみせたほうが良かったか…

せっかくなのでその時使った資料を掲載します。ほぼ私の偏見でできています。


基礎知識 PCの構成

知っておいたほうがいい基本用語

ハードウェア

人間の体との対応も記載。 ラズベリーパイで実際に見てみよう。

コンピュータの5大要素

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%94%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%81%AE5%E5%A4%A7%E8%A3%85%E7%BD%AE

  1. 演算装置
  2. 制御装置
  3. 記憶装置
  4. 入力装置
  5. 出力装置
項目 5大要素 人間に例えると 説明
CPU 演算装置・制御装置 脳(思考能力) 最近はGPU機能も持っている
GPU 演算装置・制御装置 脳(思考能力) グラフィックスに特化。AIの計算にも。
メモリ 記憶装置 脳(短期記憶能力) 処理を行うデータを一時的に記憶しておく場所。よく机の上に例えられる。
ストレージ(HDD・SSD) 記憶装置 脳(長期記憶能力)
マウス・キーボード 入力装置 目、耳、鼻など
ディスプレイやスピーカー 出力装置 顔、声など
マザーボード - 骨格 USBの数や搭載できるCPU・メモリの種類などが決まる。

ソフトウェア

  • OS オペレーティングシステムの略。 基本ソフトウェア。 Windows/Mac/Linux/Android/iOSなど OSが異なれば基本操作も対応するハードウェアも異なる。動作するアプリケーションも異なる。 ゲーム機でいうとSwitchとPlayStationのような違い。

  • アプリケーション OSの上で動くソフトウェア。 私達がソフトウェアというと主にこれを指す。 メモ帳/ペイント/Internet Explorer/MS Officeなど。

買うときに何をチェックしますか?

私なり。

  • 形状
    • デスクトップ : カスタマイズしやすい、排熱機構を備えれば熱を持つ高性能なCPU,GPUが使える
    • ノート : 持ち運びできる、キーボード
    • タブレット : 持ち運びできる、画面
  • サイズ ノートパソコンやタブレットを買うなら重要
    • 画面サイズ
      • ノート
        • A4サイズで12インチほど。それより大きいと持ち運びでちょっと重いかも。
      • タブレット
        • 片手で持つなら8インチ、きれいに動画などを見るなら10インチ
    • 解像度 : 1920x1080(フルハイビジョン)あればきれい。
    • 重量
  • OS : 主に以下の3種類から選ぶ。こだわりなければWindows
    • Windows : 汎用。動作するアプリケーションが多い。
      • Windows 10 Home 最新バージョン (Professionalとかあるけど必要ないかな)
    • Mac : iOSと相性が良い、(使ったことがないのでよくわかりません)
    • Linux : 無料、サーバ用途にも使える、知識が必要
  • ストレージ
    • HDDかSSD
      • HDD : 大容量、安価。回転するため発熱、振動、騒音あり。SSDに比べて低速。
        • 特別なことをしないのであれば200GBくらいで十分かと。
        • 2TBあたり
      • SSD : 中容量、HDDよりは高価。最近は安くなってきている。発熱、振動、騒音小。高速。
      • 併用という考え方
        • メインをSSDにすると起動時早い。
        • 写真や動画はHDDにして節約する。
    • 内蔵か外付けか
  • メモリ
    • サイズ : 4~8GB
    • メモリ規格 : DDR4が最新 あまり気にしなくてもいいと思う
  • CPU
    • メーカー : 主にIntelAMDだけど主流はIntel(以下、Intelを前提に記載)
    • 種類
      • Core i シリーズ。後半に続く数字が大きいとスペックが高い。 Core i 3 が標準くらい。Core i 7はハイスペック。
      • Pentium 安価なCPU。私はこれで妥協した。
      • Celeron もっと安価なCPU。
      • Core mシリーズ ノート用の発熱の少ないモデル。
    • コア数 : 並行処理に適しているか。通常使用なら2~4くらい。
    • 世代 : 現行は9。Core i5-9600
    • 発熱 : ノートパソコンの場合、発熱が少ないものを選んだほうがいいかもしれない。Core Mシリーズ。
  • インターフェース
    • 画面 : 外部TVに写すならばHDMI
    • 有線機器(マウスやキーボード) : USB2.0 / USB3.1 / USB Type c(最新)
    • 無線機器(ヘッドホン、無線対応マウス) : Bluetooth
    • メモリーカード : メジャーはSDカード、SDXCに対応しているか(64GB以上のSDカード読み書き)
  • ネットワーク
  • アプリケーション : Office製品とセキュリティソフトの有無をチェック
    • Officeと書いてあっても、MS Officeでないことも。注意。
    • 無料のOfficeもある。ちょっとした資料作りで使いたければあえてMS Officeはいらない。
    • セキュリティソフトも無料のものもある。
      • Avastなど
  • 金額
    • 価格ドットコムを活用する